プロフィール
代表取締役 川口聡
1983年生まれ、福岡県久留米市出身。大学卒業後、国内最大手のスカウト・ヘッドハンティング会社に就職。IT業界を中心に担当し、新規事業であるECコンサルタント事業の責任者を務める。2012年にITを中心とした経営コンサルタントとして独立。同年10月より岐阜県岐阜市にIターン移住。2013年10月に株式会社リーピーを設立。
創業の経緯と想い
私が会社員だった2012年、週の半分は地方へ出張しておりました。
その時、地方と東京との間に広がるITリテラシーの差はとてつもなく大きいものがあることに気づきました。
東京の会社が地方の人々から依頼を受ける理由を突き詰めてみると、地方にあるIT企業が昔からあるようなホームページ制作会社ばかりであり、地元の企業が安心して依頼できるようなデザインやサイト設計、そして戦略的な支援が存在しないということ。そして、地方と東京の間のITリテラシーの差は、このWeb支援の有無が直接原因であると理解しました。それこそが、私が地方企業に対して真のインターネットの活用を広めたいと思うきっかけとなりました。
人口減少により市場が縮小していく日本の地方。採用も厳しくなる一方で、その地方で精力的に活動する人々がたくさんいます。地方で頑張りたい、Uターンしたいと思っている人たちのために、“本物のインターネットの使い方”を教える会社を設立したい。これが私の会社、リーピー創業の経緯です。
都市と地方の賃金格差、DX推進、ChatGPTなど生成AI 活用による生産性向上、若手の採用難など、 地方にはたくさんの課題が存在します。 また、2018年に経済産業省が発表した『デザイン経営』宣言にもあるように、 経営にデザインを取り入れていくことも企業価値向上のために必要です。
地方は、差別化されたビジネスモデルで展開する会社が少なく、採用の課題を持つ企業も多いです。そのため、差別化を生み出す ためのブランディングや採用の課題解決に取り組む必要があり、DXとデザインの重要性は今後も増してくると考えています。
創業から12年目に突入した2025年3月現在、直近3年の新卒社員13名全員が岐阜県外からの採用で、社員約60名のうち4割は移住を伴った入社となっています。おもしろい会社を作ることで全国から人が集まってくるということも体感しました。 今後も私たちは、地方企業の様々な課題解決に向け、 地方の未来をおもしろくすることで、地方創生に取り組んでいきます。